ICDのある生活

気付けばICD患者になったオジさんの徒然日記です。胸にお守りを忍ばせて、辛い日々を如何に楽しく過ごすかだけを考えてます。何かの参考になれば幸いです。。。

#3 転機

前回の続きです。

 

心筋梗塞を発症後、体調は優れないものの

それなりに普通の生活を送れていました。

 

遠出の出張や泊りがけの旅行など

有意義な時間を過ごせていました。

 

いつものように気楽な感じで東京観光を楽しんでいた

2019年3月、胸の動悸を感じた瞬間、目の前が真っ白になりました。

“あれ?”と思う間も無くその場に座り込み動けなくなり

意識が遠のいて行くのがわかりました。

 

どうすることも出来ず、ただただジーッと我慢していたように思います。

“ここまでか”と諦めかけた瞬間、スーッと気分が楽になり落ち着きを

取り戻すことが出来ました。

 

念のため救急車を要請し近くの病院へ・・・

 

検査の結果、特に異常はなし。

医師からは、念のため入院を勧められましたが

翌日が定期検診だったので帰宅する事を選びました。

 

翌日、かかりつけ医に相談し『ホルター心電図』をする事に。

 

ホルター心電図の結果、良くない不整脈が出ている。

恐らく『心室頻拍』なので治療しましょうとの事。

 

自分では“こんなもんだろう”とスルーしていた症状は

実は全て不整脈だったようです。

 

そこから、あれよあれよと言う間に

“アブレーション手術”を行う事になりました。

 

手術の結果、不整脈の原因となる箇所は特定できたが

今回の手術では焼けない場所だったので治療できなかった事。

そして、少しの刺激で危険な不整脈が出る状態である事を告げられました。

更に、今の状態では“ICD”の植え込みを勧めるとの事でした。

 

事前に色々情報を聞いていたので、メリット・デメリットをすごく考えましたねぇ。

 

一番悩んだのが“そこまでして生きる”事。

 

ただ、こんな奴でも心配してくれる家族や仲間が居てくれる事を思い

ICD植え込みを決断しました。

 

実際に入れてみて、最初は違和感と痛みと若干の後悔が有りましたが

今は自然な感じになってきました。

 

制限がある中での少し窮屈な生活ですが、以前の様な生活を送れるようになってきました。

 

もし、ICD植え込みを迷われている方がいらっしゃったら

私は入れて良かったと思っています。

理由は、特に以前と変わりが無いから。

不便はあるけど、何とかなるし(私の環境では)

もしもの時に助けてくれる、それ以上でもそれ以下でも無い。

不便より『安心』を取ったわけです。

 

いつもココロにお守りを。。。

 

では、